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Just cozy space ~心地いい空間探し~

Y's design studio's Blog

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ちょっと難しい2×4二世帯住宅のリノベーション

今年ももう半年が過ぎ、あっという間に7月になりました。


それにしても、今年の梅雨はよく雨が降りますね。

ここ約2週間の間に晴れた日は2日だけで、東京は1週間以上雨が降り続いています。

週間予報を見てみると、今週金曜日までは雨が続く予定になっていますが、
台風9、10、11号が同時に発生しているので、もっと長引くかもしれません。。。

あまり大雨が続くと、外部工事がある場合には影響があるので、少し心配です。


さて、現在2×4の混構造4層の二世帯住宅のリノベーションの第一期工事中なのですが、
分かってはいたことですが、やはり2×4の間取りを大掛かりに変えるノベーションは、
想像していた以上に大変です。

在来木造の場合は予算さえあれば、スケルトンにしたり、大掛かりな間取り変更でも
殆どの場合問題ありませんが、空間ごとに強度を計算されていて大開口が取れない
2×4工法の場合は、間取り変更の自由度が低く、既存壁を取り除いてもどこかで
それを補う壁を造作しなくてはなりません。


2×4の間取りを大きく変えないリノベーションは何度も経験がありますが、
今回は、2世帯+1R賃貸×2住戸だった物件を完全分離の2世帯に変えるため、
どうしても大掛かりな間取り変更をせざるを得ませんでした。

しかも、、、もう既に無くなっている工務店さんが建てた物件で、通常の2×4と
かなり違う根太掛け方法等が採用されていたり、かなり大胆に構造部に穴を開けたり
欠いて既存配管を通したり、UBを設置してありました。

構造部分の既存図が残っていたのが救いでしたが。。。




P6014350.jpg
根太を貫通していた既存配管



P6014334.jpg

P6014349.jpg
UBのための大胆な根太加工




当初はあまりにも大胆に根太に穴を開けたり加工してあることに驚きましたが、
もう既に築25年以上経っていても、建物にクラックが入ったりするような影響も
特に出ていないし、大胆な欠損部の下は地下のRC構造に乗っている部分もあり、
今後も特に大きな問題はないと思います。

そのうえ、水平面の構造用合板にかなり厚い材が使われていたり、通常なら
2本抱き合わせになっているところが3本になっていたりと、どちらかと言えば
通常の2×4工法より強度があるような構造になっていましたが、念の為、
欠損部には補強を加えておきました。




IMG_9469.jpg
構造補強した箇所




もうすぐ大工工事も一度終わりますが、2階に住まわれながらの工事のため、
これから2階部分の既存配管を撤去して、下の構造壁を撤去して仕上げていく
箇所もあるので、工事が終わるのは8月上旬の予定です。




P6014361.jpg
これから撤去する2階の既存配管



P6014357.jpg
これから撤去する構造部




まだまだ気が抜けませんが、大きな問題も無くスムーズに完工に向かうよう願っています。




* Y's design studio *



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| 仕事の話 | 14:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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勿体ない病!??

先日、築30年以上の木造住宅の現場調査に行ってきました。

耐震工事を含めて、全面的にリフォームする予定のお宅です。


現場を見て驚いたのですが、一度リフォームされているせいか、とっても綺麗!

一部水周りを変えて、そのままでも直ぐにでも住めそうなほど綺麗に使われていて
リフォームしてしまうのが勿体ないくらいでした。

ただ、今回は耐震ありきのリフォーム工事なので、残念ながらそういう訳にもいきません。。


この年代の住宅は、大工さんが細部まで手を抜かずに丁寧に造っている場合も多く、
耐震のためとはいえ、全てを壊してしまうのはとても勿体ない気がします。

特にこちらのお宅は、巾木や天井、建具枠の周りまで底目地仕上げになっていて
全ての建具や下駄箱までも既製品を使わず、丁寧に造りつけられていました。



P6014312.jpg
可愛い丁番と枠周りの底目地仕上げ



底目地仕上げは見た目もスッキリして綺麗で、15~30年前の住宅には流行りもあり
よく見られますが、手間もコストも掛かるので、近年では余程こだわりのある場合でなければ
残念ながら底目地仕上げを採用しなくなってきています。



P6014236.jpg
まだまだ綺麗な収納扉



P6014205_20150602171333100.jpg
下駄箱



そして、、、、一番気に入っていて勿体ないな・・・と思ったのが、リビング天井の板張り。

今では価格が上がってきているラワン材が使われ、とても綺麗な状態でした。

これを壊してしまうのは忍びないので、できるだけ残す方向でプランを進めたいな・・・と思っています。

※これはクライアントも了承済みです。

ただ、耐震リフォームのため、やむを得ず壊さなければならなくなるかもしれませんが。。



P6014192.jpg
リビングの板張り天井



以前和室だったと思われる部分の天井も、近年一般的になってきているラミ天ではなく
真物(無垢)の板材を張った綺麗な敷目天井でした。



P6014304_20150602171718236.jpg
真物の敷目天井



そして、、、、その和室部分の出窓の天井にも、本物無垢板を薄く割いて網んだ
網代が貼られていて、凄く綺麗な状態でした。



P6014300.jpg
出窓の網代天井



今後、耐震調査をし、どこまで既存を上手く利用しながらリフォームできるか
試行錯誤しながらリフォーム工事を進めていければと思っています。



* Y's design studio *


| 仕事の話 | 17:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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素晴らしい職人技で蘇った板材

現在、以前お手伝いさせて頂いた和食屋さんのフロント(外観エントランス)の
リニューアル工事を計画中です。

色々検討し、ほぼ確定したので、後は短期集中で工事をするだけです。


今回、ご希望だったのは、以前お店でご使用されていた木のまな板を
お店の看板として使いたいということでした。




木まな板画像
使用されていたまな板




木のまな板なので、もちろん使用することは可能ですが、そのままの味を残して
使用するには、かなり年季が入り過ぎているし、板が長過ぎてバランスが悪いので
綺麗に製材して再利用することを提案しました。

ただ、製材すると綺麗になり過ぎて味が無く、普通の看板になってしまいそう
だったので、今回はこの板を『なぐり加工』して使用することをご提案しました。


ナグリ加工とは、その昔『ちょうな』という道具を使って腐りやすい丸太などを
加工する下処理の技術でしたが、千利休が茶室にそのまま使用したことから
意匠にも使用されるようになったと言われています。




ちょうな
ちょうな




なぐり加工にはいくつかの種類がありますので、主な加工をご紹介します。




京風なぐり
京風なぐり




ちょうなのハツリ
ちょうな加工




亀甲
亀甲なぐり




波
波加工




スプーン
スプーン加工




プラント
プラント加工




古くから伝わる素晴らしい技術ですが、最近はこの加工ができる職人さんが少なく、
今回の工事のために、いい職人さんを探すのに苦労しました。

でも、苦労した甲斐があり、素晴らしいナグリ加工をしてもらえる職人さんが見つかり、
使用感たっぷりだったまな板が、新たな看板板として蘇りました。




写真 1
京風ナグリ加工で蘇った板材




現在、このなぐり加工を施した板は木看板屋さんに預け、お店の名前を彫ってもらっているところです。

果たして、どんな素敵な看板に仕上がって来るのか楽しみです!

そして、エントランスの建具もなぐり加工した無垢材で制作予定で、
現在、なぐり加工の職人さんに建具用の板材を制作してもらっています。


看板、建具が出来上がり、フロントのリニューアル工事が終わったら、
また、ビフォアー&アフターでご紹介できればと思っています。




* Y's design studio *



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日本最高技術で防音室工事

マンションの自宅でサックスの練習をしたいと言われていた方の依頼で、
防音室の設計&工事を行いました。


色々情報を集めてみると、サックスは楽器の中ではドラムや
エレキギターに次いでよく音の響く(煩い)楽器の様でした。

音量で言うと、110~120dbに相当。

電車が通過するときのガード下で100dbだそうなので
周りの方にとってはかなりの騒音ということになります。


防音工事専門の会社にお願いすると、どうしても金額が高くなってしまうので
当初は、設計監理だけを防音専門の会社にお願いしようと考えていました。

ただ、マンションの場合は特に近隣とのクレーム問題が発生しやすく、
保証の問題があるので、設計~工事まで全てを防音会社にお願いすることに。


念入りに下調べを行い、計画していた防音工事の設計図を持って、
防音会社のショールームに伺い、希望を伝えて相談しました。

ショールームでは、色々な場所で音量の違いを体感できるので、
凄く分かり易く説明して頂けました。


数日後、防音工事会社の方からの設計図が上がってきましたが、
当初こちらが計画したものより、若干、緩いようにも感じました。

下地の作り方などは殆ど同じでしたが、中に充填する断熱材が、
当初、セルロースファイバーで計画していましたが、防音会社の提案では
グラスウールだったり、室内の四隅の隅切りを行う予定でいたのですが、
それは無くなっていました。

もともと、北側に窓のある6帖の洋室だったので、こちらの提案では
インナーサッシのガラスを防音(遮音)ガラスにし、室内側のドアは
内側に開く防音ドアと、更に外側(廊下側)にも普通のドアを入れ、
二重にして住戸内にも音が響かないように計画していました。


防音会社の提案では、通常はインナーサッシのガラスは普通のガラスを入れ、
防音ガラスまでは使用しないそうですが、今回はこちらの提案を取り入れて
敢えて、防音ガラスで設計してくれたようです。

室内側の二重ドアだったものは、シングルの防音ドアだけになっていました。

これで、隣家と上階には65dbの軽減を保証してくれるのだそうです。

これは、今の日本の防音技術の最高レベルのもだそうで、
その技術では、65dbまでしか保証できないのだそうです。


この防音工事を行えば、もし、サックスを拭いて110dbの音が出たとしても、
45db以下の音に軽減されて、隣家や上階には聞こえるそうです。

通常の会話の音量は60dbと言われていて、静かな図書館や静かな住宅街、
静かな事務所などで40~50dbと言われているので、普通に生活すれば、
殆ど気にならない音ということになります。

この内容で施主と契約してもらい、防音工事を行ってもらいました。


そして、先日、工事後の防音測定に立ち会ってきました。



防音測定
防音測定風景



測定結果は、工事の精度が高かったのか、元のマンション自体の
躯体の造りなども良かったのか、色々な良い条件が整い、結果的には
隣家や上階で65dbを二段階上回る、75dbを軽減する結果となりました。

75dbを軽減すると言っても、ピンと来ないと思うのですが、、、、
110dbの音量を出し、隣家の部屋で聞くと、その部屋に置いてあった
目覚まし時計の秒針よりも小さい音でしか聞こえなかったのです。

これなら思いっきりサックスを吹いても、隣家の方は、聞き耳を立てて
なんとかやっと、かすかに音が聞こえる程度です。


その後、仕上げ工事として、壁・天井の一部に珪藻土を塗り、
床にはセラミックコーティングされたコルクタイルを貼ったので
もしかすると、更に音を吸引する結果になっているかもしれません。

これなら、マンションでも安心して楽器の演奏ができますね。



* Y's design studio *


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衝撃的な出来事!

先日、現場のクロスを剥していたクロス屋さんから
「天井下地が凄いことになってますよ!?」と連絡があり、
現場へ確認に行ってきました。

天井下地のボードを剥すと、下地の木部が黒ずみ、湿って酷い状態!

おまけによく見ると、ボードを下地に止めているビスも
殆どが錆びていました。


トップライト(天窓)がいくつも取り付けられているので、
最初は雨漏りかな?とも思ったのですが、余りにも広範囲の為、
今一つ原因が分からず、後日、板金屋さんに屋根に上って見てもらいました。

その結果、小屋裏の結露に因るものと判明。

(その後、台風15号で大雨が降りましたが、雨漏りは見当たりませんでした。)



結露⑤
ボードを剥がして全体的に湿った下地



結露④
黒カビが生えてしまっている断熱材



確かに、この建物は、現場調査に行った時から、
「どこで換気を取っているのだろう・・・?」と
不思議に思っていました。

床下、小屋裏、棟、軒天・軒先のどこにも
換気口や通気口のようなものが見当たらなかったのです。

とはいえ、この建物は、数年前に住宅事業から撤退はしたけれど、
大手ハウスメーカーが10年ちょっと前に建てた建売だったので、
まさか通気や換気を取っていないはずはないだろうと思っていました。


帰りがけに気付いたのですが、同じメーカーが建てた隣地の建売の
小屋裏部分の外壁に、最近付けたと思われる新しい換気口がついていました!

これは、間違いなく、小屋裏の結露に因るものだろうと確信。


換気口・通気口が無いにも関わらず、断熱材はしっかりと
発砲系のものが入れられており、小屋裏の熱の逃げ場が
どこにも無く、結露として現れたものでしょう。


それにしても、まさか、建物のどこにも換気口や通気口が無く、
その結果に因ってこんな酷い結露が内部で起こっているとは、想定外でした。


私の経験から、建物に換気口や通気口をつけないなんて
考えられなかったので、かなり衝撃的な出来事でした。



* Y's design studio *


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