Just cozy space ~心地いい空間探し~

Y's design studio's Blog

2014年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年06月

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ロバート・キャパ展とシャガール展

少し前になりますが、ロバート・キャパ展とシャガール展を観てきました。


まずは、ロバート・キャパ『101回目のロバート・キャパ』展のお話から。



ロバートキャパ
ロバーロ・キャパ図録&チケット



彼は多分、世界で一番名の知れている戦場カメラマン兼報道写真家かもしれません。

キャパは、スペイン内戦、日中戦争、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、
第一次中東戦争、第一次インドシナ戦争の5つの戦争を取材したようです。

初期の作品は、恋人でもあったゲルダ・タローとの共同作なのだとか。


彼は、挫折や失意を味わいながらも、ピカソやスタイン・ベック、ヘミングウェイなど
多くの作家や芸術家たちと親交を深めたり、イングリッド・バーグマンを含めた
数人の美女たちとも恋に落ちたようです。

その親交の深かった友人たちを思って撮った写真もたくさんありました。


展覧会の中には彼自身の写真もあったのですが、髭が無ければクラーク・ゲーブル、
はたまた『SATC』のミスター・ビッグ役で有名になったクリス・ノースを彷彿とさせる色男。

既にスターだったイングリッド・バーグマンが彼と恋に落ちたのも納得できます。



CCF20140512_00000.jpg
ロバート・キャパ



彼の多くの作品は『戦争』という悲惨な現実を撮っているにも拘らず、
その中にも生きる喜びや、どこかユーモアや愛、人間味に溢れるものが多くありました。




そして、先週、『シャガール展―版画の奇跡無限大の色彩』展
を観に目黒美術館へ行ってきました。



シャガール
マルク・シャガール展チケット



約200点ほどの版画と聞いていたので、1時間半もあれば十分と思っていて
仕事もあったので、閉館時間から逆算して4時半に着くように美術館へ向かいました。

シャガールの作品は、綺麗な色遣いでハッピーで分かり易そうに見えますが、
実はそうではなく、彼の色々な背景が絡んでいてとても複雑で解釈が難しく、
想像以上に時間が掛かってしまいました。

フランス語で詩も書かれていたのを自分なりに解釈したり、フランス人の友人に
訳してもらったりしていたので、かなり時間が掛かってしまい、気が付けば
最初の30点ほどだけで、既に40分以上時間を使ってしまい、このままでは
閉館までに観終わらないと思って、後半はかなり飛ばしてしまいました。


20世紀で最も美しい本のひとつ言われている『ダフニスとクロエ』と『サーカス』の
リトグラフ集は、一作品で20以上もの色が使用されているものもあり、
沢山の鮮やかな色が使われていて、とても版画とは思えない美しさでした。

色鮮やかな版画を作る過程も展示してあり、その手間の大変さも分かりました。


モノクロのリトグラフ『死せる魂』は、とてもユーモラスで、細部まで繊細に表現されていて、
その当時のロシアの民衆生活をとてもよく表現していました。

カラーの版画とモノクロのリトグラフとでは、全く違う作家の作品の様で、
その対比がとても興味深かったです。


ロバート・キャパ展は終わってしまいましたが、シャガール展は6月8日まで開催中です。

まだご覧になっていない方は、是非ご覧になってみてくださいな!



展覧会の後は友人のリクエストで、私が15年ほど前から時々通っている、
一軒家を改装して造られたモダンな空間で創作和食が頂ける日本食ダイニングへ。



IMG_8342.jpg
ダイニング外観



季節の素材を取り入れたシェフのお任せコースと日本酒、デザートに
抹茶のブランジェと水出し珈琲を頂きました。



IMG_0095_20140518113522fe8.jpg
季節の野菜



手間の掛かった繊細なお料理は、フランス人の友人もとても気に入ったようで
目で楽しんで、食べて楽しんで、大満足の様でした。

目で見て、舌で楽しんだ芸術Weekでした!



* Y's design studio *






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| 趣味・芸術 | 02:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『琉球畳』と『縁なし畳』の違い

最近、以前に比べ、畳スペースを残したり、敢えて畳スペースを
作りたいというご要望が増えている気がします。


先日も、洋室しかなかったマンションのリノベーションを行ったのですが、
クライアントがアメリカ人だったため、敢えて小上がりのある畳スペースを
設置したいとのご要望がありました。



写真
小上がりの畳スペース



その際、畳を通常の長方形の畳にするか、正方形の畳にするかで
クライアントはかなり悩まれていました。

通常の畳は皆さんもよく御存じの長方形で、へりに縁がついているもの。



_1DX4159.jpg
通常の縁有りの長方形畳を使用した和室



正方形の畳とは、その長方形の約半分の縁サイズで形が正方形の畳のことです。



正方形タタミ
座面に正方形の『縁あり畳』を使用した椅子



ただ、6帖間で比べてみると、通常の長方形の畳が6枚ですむのに比べ、
正方形の畳の場合は12枚の畳が必要となり、どうしても価格が割高になってしまいます。

そして、正方形の畳には、縁が有るものと無いものがあり、
『見た目がいい』という理由から、一般的には縁の無い畳が好まれます。

縁が無いとスッキリ見え、よりシンプルでモダンな空間にも合います。



tatami.jpg
正方形の縁なし畳を『市松敷き』したもの



※市松敷きとは、畳の目を同じ方向ではなく一枚ごとに向きを変えて
 市松模様を作るように敷いた敷き方のことをいいます。



以前、畳屋さんも言われていましたが、正方形の『縁なし畳』=『琉球畳』と
思っている方も大勢いらっしゃるようですが、そうではありません。

琉球畳』は通常の畳に比べて畳の目が細かいのが特徴で、その名前の通り、
沖縄で生産された『強度のあるイグサ』を使用して作られたものです。

この『強度のあるイグサ』とは、カヤツリグサ科の七島藺(しっとうい)という草を使用し、
このイグサで織られた畳表を使って作られた畳を、正方形でも長方形でも
本物の『琉球畳』と呼ぶのだそうです。


ただ、この『琉球畳表』は機械ではなく、全て手織りの作業で織られるため、
最近では後継者難の問題から、本当の沖縄産の手織りものは少なく、
熊本や中国で織られた七島イグサを使用したものもが増えているそうです。

熊本産や中国産のものは本当の『琉球畳』ではないため、
正式には『琉球畳風(もどき)』と呼ばれています。


上記のような問題から、本当の『琉球畳』は非常に高価なため、
最近の正方形で縁の無い畳は、『琉球畳風(もどき)』や『縁なし畳』が主流となっています。

縁なし畳』とは、現在、正方形の『琉球畳』の代わりに主流になっているもので
通常のイグサを『目積織り』という手法で細かく織り上げている『目積表』を使用しています。

これは一般的な畳表とも違う織り方で、縁無しの畳を作り易いように
より細かい織り目になっています。


IMG_4942_20140517122055ade.jpg
左から通常の畳表 目積表 琉球表



以上のように、現在では正方形で縁の無い畳の主流は『縁なし畳』と言うことになります。

縁なし畳』は見た目にもシンプルで素敵ですが、縁が無いので、
縁有りの畳に比べるとへりの傷みが早く、価格も高くなりますので、
使用する部屋の用途とメリット、デメリットを考慮して選ばれると良いと思います。



* Y's design studio *


| 建築用語・知識 | 12:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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悲しいニュース。。。

一昨日、残念な訃報が飛び込んできました。

私の好きな作家の一人、渡辺淳一さんが死去されたそうです。


『失楽園』や『愛の流刑地』、『ひとひらの雪』など映画になった話題作が
性愛を描いた作品の為、彼の作品をあまり読んでいない人たちの中には
『性愛小説家』のイメージを持っている方が多いようです。

でも実は、渡辺さんは医学博士として現場を経験した医師ならではの
感性を活かした医療絡みの作品も多く、医学や生死にかかわる題材を
描いた作品はとてもリアリティーがあり、直木賞を受賞した『光と影』など
興味深いものがたくさんあります。


私はどちらかと言えば、彼の恋愛小説より、特に
初期の医学を題材に扱った作品を好んで読んでいました。

実は『失楽園』も『愛の流刑地』も読んでいません。


他にも日本初の女性医師・荻野吟子さんや、細菌学者の野口英世さんの
意外な素顔、歌人・作家の与謝野晶子夫妻などを描いた『伝記小説』や
『源氏物語』に登場する女性たちを男性目線で分析した恋愛論、
女性を優しい目線で見て書かれたエッセイ、医師目線で書かれた随筆など、
恋愛・性愛小説以外にも数多くの興味深い作品があります。


近年はあまり彼の作品を読んでいなかったのですが、
また少し読んでみようかな・・・と思っています。


ご冥福をお祈りいたします。



* Y's design studio *


| ひとり言 | 12:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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