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天才と変態(ロリコン)は紙一重!?

一昨日、今日が最終日の 『バルテュス展』 を観に行ってきました。



写真
バルデュス展ポスター



バルテュスの絵は日本では余り目にする機会が無く、知識もあまり無かったのですが、
展覧会のチラシの作品 『夢見るテレーズ』 などいくつかの作品は以前から知っていて
『是非、観たい!』 と思っていました。

彼の絵には人を引き付ける何かがあると、、、、感じていましたし、
実際、彼の古典的な絵画技法は (特に晩年のもの) は素晴らしかったです。

ただ、展覧会を観終わった私の感想は、少し複雑なものでした。。。

以前、何かの記事で 『バルテュス作品の好き嫌いは、真っ二つに分かれる』
と読んだことがありますが、その言葉の意味がようやく分かりました。




展覧会はまず、彼が11歳の時に描いた ‘墨絵’ を思わせる画集 (絵本?) の
展示から始まり、ほぼ年代ごとに展示されていました。



写真2
11歳の時に描いた絵



11歳の時に描いた墨絵のような絵は、あの天才ピカソをもして
『20世紀最後の巨匠』 と言わしめただけのことはある!と思うほど素晴らしく、
『天才』 の片鱗を感じさせるには十分過ぎる、興味深いものでした。

若い頃は大好きな猫 『ミツ』 を中心に猫を描いていて、愛らしい作品が多かったです。



ところが、彼は徐々に猫を描くより 『少女』 を描き始めるようになっていきます。

彼の絵の中の少女たちは、洗練されていて都会的な雰囲気を漂わせ、
その中に 『儚い美しさ』 があり、無邪気でもある様に見えました。

少女たちは無邪気なので、時には大人 (の男性) が 『ドキッ』 とするような
無造作な行動をとることがあります。

それを上手く表現している素晴らしい作品もいくつもありました。

しかし、彼の絵を年代ごとに見るにつれ、少しずつ疑問が湧いてきました。



‘完璧な美の象徴’ として少女を描きたいだけなら 『こんな (胸が少し膨らみ始めた)
少女の裸体を描く必要があったのかしら?』 と思う様な作品が幾つかありました。



彼は画家としてはなかなか注目を浴びることができなかったそうですが、
少女たちの裸体を描くようになり、世間で賛否両論が巻き起こり、
注目されるようになったとも言われています。

そしてイヤホンガイドで、彼が54歳で20歳の日本人女性を見染めた話
(のちに妻となる節子夫人のこと) を聞いたとき、残念ながら、彼のことが
『素晴らしい絵を描く ‘ロリコン’ 』 に思えてきてしまったのです。



フランス人の54歳の男性から20歳の日本人女性を見れば、
10代の儚い少女にしか見えないはずです。

実際、その当時の節子夫人を描いた彼のデッサンが数枚ありましたが、
とても美しい10代の儚い少女に見えました。

彼がそんな少女のような日本人女性と結婚せず、彼が少女たちの裸体を描いていなければ
私は単純に 『彼の絵は素晴らしい!彼は天才!』 と思ったに違いありません。

実際、彼の独学と言われる古典的な絵画の技法は、とても独学とは思えず
私の好きな技法でしたし、私の好きな絵もたくさんありました。



バルテュスは 『私の作品をエロティックと評するのはばかげている。
少女たちは神聖で、厳かで、天使のような存在なのだから。』 と言ったそうです。

しかし、節子夫人はこの展覧会に向けたメッセージの中で
『バルテュスは少女を 「このうえなく完璧な美の象徴」 と言い、
少女を通じて 「神聖なエロス」 を描こうとしたのだと思う。』 と言っています。

一番そばにいてモデルも経験し、実際に感じた感想を言っている夫人の
『神聖なエロスを描こうとした』 という方が、まだ私にはしっくりきました。



昔、『天才とバカは紙一重』 という言葉を耳にしたことがありますが
『天才と変態 (ロリコン) は紙一重!??』 なのかもしれません。。。



* Y's design studio *



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