Just cozy space ~心地いい空間探し~

Y's design studio's Blog

2014年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年08月

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素晴らしい職人技で蘇った板材

現在、以前お手伝いさせて頂いた和食屋さんのフロント(外観エントランス)の
リニューアル工事を計画中です。

色々検討し、ほぼ確定したので、後は短期集中で工事をするだけです。


今回、ご希望だったのは、以前お店でご使用されていた木のまな板を
お店の看板として使いたいということでした。




木まな板画像
使用されていたまな板




木のまな板なので、もちろん使用することは可能ですが、そのままの味を残して
使用するには、かなり年季が入り過ぎているし、板が長過ぎてバランスが悪いので
綺麗に製材して再利用することを提案しました。

ただ、製材すると綺麗になり過ぎて味が無く、普通の看板になってしまいそう
だったので、今回はこの板を『なぐり加工』して使用することをご提案しました。


ナグリ加工とは、その昔『ちょうな』という道具を使って腐りやすい丸太などを
加工する下処理の技術でしたが、千利休が茶室にそのまま使用したことから
意匠にも使用されるようになったと言われています。




ちょうな
ちょうな




なぐり加工にはいくつかの種類がありますので、主な加工をご紹介します。




京風なぐり
京風なぐり




ちょうなのハツリ
ちょうな加工




亀甲
亀甲なぐり




波
波加工




スプーン
スプーン加工




プラント
プラント加工




古くから伝わる素晴らしい技術ですが、最近はこの加工ができる職人さんが少なく、
今回の工事のために、いい職人さんを探すのに苦労しました。

でも、苦労した甲斐があり、素晴らしいナグリ加工をしてもらえる職人さんが見つかり、
使用感たっぷりだったまな板が、新たな看板板として蘇りました。




写真 1
京風ナグリ加工で蘇った板材




現在、このなぐり加工を施した板は木看板屋さんに預け、お店の名前を彫ってもらっているところです。

果たして、どんな素敵な看板に仕上がって来るのか楽しみです!

そして、エントランスの建具もなぐり加工した無垢材で制作予定で、
現在、なぐり加工の職人さんに建具用の板材を制作してもらっています。


看板、建具が出来上がり、フロントのリニューアル工事が終わったら、
また、ビフォアー&アフターでご紹介できればと思っています。




* Y's design studio *



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| 仕事の話 | 11:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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舞台『海辺のカフカ』

先日、赤坂のACTシアターで蜷川幸雄さん演出、村上春樹さん原作の
『海辺のカフカ』を観てきました。



写真
海辺のカフカ ACTシアター



先日、友人がFacebookで『海辺のカフカ良かった!』と感想をUPしていたのを見て
『チケット取るのを忘れていた・・・』と思い出しました。

すると、友人が、『当日券あるよ!』 と教えてくれたので、情報を得ようと
Websiteを覗いてみると、当日券どころか、まだS席が残っている日が2日ほどありました。

直ぐに、チケットを購入したのですが、、、、、
ナント!運良く、前から3列目のS席のチケットが手に入ったのです!

(私が観に行った日は、もうその席しか空いていなかったのですが、
何故あんなに良い席が売れ残っていたのか不思議です。。。)

人気のお芝居やバレエのチケットなどは、頑張って発売当日にアクセスしても
良い席のチケットが取れないことも多いのですが、最近は、頑張らなくても
運良く素晴らしい席が取れるというラッキーな出来事が続いています。


早速、フランス人の友人と観に行ったのですが、彼は村上春樹さんの小説が好きで
以前、原作を読んだらしいのですが、この小説だけはあまり共感できず、あまり
好きではなかった様ですが、以前から『日本の舞台を観てみたい』と言っていたので
一緒観に行ってきました。

私は村上春樹さんの小説は苦手なので、原作は読んでいませんでしたが
キャスティング、演出、ストーリーにはとても興味がありました。



今回、大きなアクリルケースに入ったトラック、部屋、森の木々など色々なものが
シーンに合わせて舞台上を静かに動いて行くという演出方法だったのですが、
今までになく、幻想的な雰囲気がよく表れていてとても良かったです。

(友人の話では、この演出法は、フランスではよく使われるのだそうです。)

森 (山) を彷徨うときには、そのアクリルケースに入った木々が固定されている間を
人が歩くのではなく、アクリルケースの木々が上手く動かされ、森を彷徨っている
感じがとてもよく伝わってきました。

それに、そのアクリルケースに入った木々が綺麗で、とても美しい舞台でした。


キャスティングは、、、、原作を読んでいないので、舞台だけの感想で言えば、
かなり良かったのではないかと思います。

主人公のカフカ少年は、今回のオーディションで選ばれたそうで、
正直、演技はまだまだな印象でしたが、贔屓目に見れば、そのたどたどしい
初々しい感じが、15歳の少年らしさをよく表していたと言えるかもしれません。

(あのたどたどしい初々しい感じが全て演技だったら、末恐ろしいですが。。。笑)


『佐伯さん』 を演じた宮沢りえさんは、なかなか良かったです。

彼女が舞台デビューしたころは、「あまり舞台に向いていない・・・」 と
思っていましたが、近年、どんどん良くなっている気がします。

ただ、欲を言えば、今回は、『佐伯さん』の現在の40代後半か50代前半 (?) と
少女時代を演じ分けているので、もう少し現代の佐伯さんと少女時代の違いを
感じさせて欲しかった気はします。

(でも、佐伯さんは 『不思議な人』 という設定なので、このくらいの違いでも
 いいのかもしれませんが。)


その他、初演と同じキャスティングの『カラス』を演じた柿澤勇人さん、
『ナカタさん』を演じた木場勝己さん、『星野ちゃん』を演じた高橋努さん、
『カーネル・サンダース』を演じた鳥山昌克さんは、文句なく盤石で素晴らしかったです!

特に、木場勝己さんのナカタさん役は、彼以外には考えられないくらいはまり役で、
次回再演があるときにも、是非、『木場さんでお願いします!』という感じです。


『大島さん』役の藤木直人さんも素敵で、お芝居は良かったのですが、大島さんは
女性の『トランスジェンダー』なので、もう少し中性的な役者さんでも良かったかもしれません。

(※トランスジェンダーとは、性同一性障害の一種で、生まれ持った身体の性と
 心の性が一致しないけれで、外科的手術は望まない人たちのこと。)

私には、藤木さんは素敵で、男性にしか見えませんでした。


休憩時間20分を含めて3時間25分と長めだったので、寝てしまわないか心配でしたが、
ストーリーや演技、演出に引き込まれ、とても短く感じました。

音楽もシガー・ロスのようなクールで幻想的なものや、その他にも
綺麗な音楽が使われていて、とても良く合っていて良かったです。


一幕目の終わりの方には、猫を殺す残酷なスプラッターシーンがあり、
それは気持ち悪くなりましたが、それを差し引いても舞台自体はとても
幻想的で美しくて良かったです!

2年前にも一部違うキャストで初演があったようなので、もしまた数年後に
再演されることがあれば、今度は苦手な村上春樹さんの原作も読んでから
観てみたいと思います。

、、、と言うのも、舞台の中の台詞で素敵なものがいくつもあったのですが、
原作を大切にする蜷川幸雄さんのことなので、多分それらの台詞は原作から
引用されているのではないかと思うので、原作も読んでみたくなりました。



* Y's design studio *


| 趣味・芸術 | 10:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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